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応急仮設住宅
暮らしの工夫


物は増やさず工夫を楽しむ!

2011年8月3日

4.5畳の部屋が3つと台所(3K)の間取りは、仮設住宅としては贅沢な間取りだと思いますが、やはり何かと狭く感じてしまいます。収納場所も限られていますので、できるだけ物は増やさないように気をつけていかなければなりません。

お皿やコップ、保存容器や料理道具も必要最小限、シンプルで長く使える丈夫な素材を吟味して選び購入するようになりました。また、ゴミを分別し保管する場所がないので、ゴミの減量化は必須です。野菜は皮まで使い切り、レトルト食品やペットボトル飲料を買わないようにすると、だいぶ減るように感じています。

洗剤類も固形石鹸と重曹だけにすれば、ゴミも減るし 収納場所を邪魔しません。節電や節水に以前から興味があったのですが こんな形でも活かされるだなんて、もちろん想像していませんでした、節電や節水は、地球環境や家計にだけ良い影響を与えるのではなく、災害時の避難生活を乗り切る技としても有効であることがわかりました。

【私が参考にしているブログ】「エコを意識しながら丁寧に暮らす」

家具の置き過ぎにも注意が必要です。部屋を狭くしてしまうだけではなく、プレハブ住宅の構造上、結露や酸欠の原因になってしまうのだそうです。そのため、来春就学する娘に、以前から購入を約束をしていた学習机は、しばらくお預けすることになってしまいました。それでも何とか叶えてあげられる方法はないだろうかと考え、幅をとらず通気を遮らない物を探して回りました。ところがなかなか既製品では探し出せず…ホームセンターで材料を購入し自作を試みました!

不器用な私にも意外と簡単に作ることができました。娘も気に入ってくれた様子です。これなら、仮設住宅を無事に退去した後不要になれば別の形に変える事ができます。 まさに「捨てない贅沢」なのでしょうか?!

これからも物は出来る限り増やさず、工夫を楽しんで生活して行きたいと思います。


室内での暑さ対策

2011年8月17日

私達の仮設住宅では、日中一番日が当たり、室温上昇が著しいリビングにテレビが置いてあります。そのテレビでどうしてもビデオを見たい!そう子供達におねだりされてしまいました。エアコンを稼働させれば良いのですが…ちょっとその前にひと工夫にチャレンジ。

足湯ならず“足水”に挑戦してみました。 これは意外と好評でした! ビデオを見るより先に、水の感触を楽しむのにすっかり夢中になってしまいました。その後約1時間、ビデオ鑑賞をして過ごしました。

窓からの風があれば暑苦しくなかったとのことです。 更にご近所さんからのアドバイスで、薄いカーペットで覆われている床に簡易“畳”を敷いてみましたところ、たった1枚上に敷いただけで、室内での体感温が変わりました!断熱効果なのでしょうか?

以前このブログの読者様にアドバイス頂いた、窓側の“遮光ネット”も取り付けましたので、入居後より格段に過ごしやすくなったと思います。

しかしながら、夜間就寝時は、どうしても、暑さで寝付きが悪くなります。子供達もなかなか寝付けず、主人と相談して就寝時の数時間はエアコンを稼働させることにしました。安眠確保は健康の基本ですからね!


追い焚きができないお風呂ですが…

2011年8月25日

仮設住宅に入居しまず嬉しかった事は、家族専用の“お風呂”があって、自由に好きな時間に入浴ができるということでした。追い焚き機能はついていませんが、シャワーが設置されています。ガス給湯で台所から湯温の調整をすることが出来ます。 炎天下のなか外遊びから帰ってきた子供達の泥や汗も、すぐに洗い流すことができました。

ところがここ最近、朝晩の気温が下がり、娘と主人からシャワーだけではなく「お風呂(浴槽)に浸かりたい!」との注文がありました。お湯をためてもすぐに冷めてしまうため、子供達が入り終わってから主人の帰宅まで時間があいてしまいます。そのため、一度お湯を捨てるか、熱湯を足すようになるのですが、これで光熱費が一気に増すのでは?と悩んでしまいました。

そこで!ふと思いついたのが“泡風呂”でした。出張先のビジネスホテルでよくやっていた事を思い出しました。泡風呂なら半身浴以下の湯量でも寒さを感じることなく体が温まるのです。湯上りも体が冷めにくいのですよね。

市販の泡風呂用液体ソープは高価でしたので、固形石鹸を少量すりおろして浴槽に入れた後、重曹をふりかけその上からお湯を勢い良く注ぎ入れる方法を選びました。 すると…モコモコの泡風呂が出来上がります!子供達も大喜び! 湯量は子供達の下腿半分位でしたので、が冷えないか心配でしたが大丈夫でした。 もっと気温が低くなったら、このままの方法では上手くいかないかもしれませんが、しばらくはこの方法でやってみようと思いました。

【追記】
主人はちょっぴり御不満の様子… 石巻の復興に日々貢献しているのですから、たまにはたっぷりのお湯をはって帰宅を待っていないといけないですよね。

【さらに追記】
冬場のお風呂には、相当、悩まされました。浴室は寒いし、浴槽にお湯を張ればすぐに冷めてしまいました。泡風呂でも追いつきません。お湯が冷める度にお湯を足せば、光熱費も嵩みます。子供達だけでも、何とかしてお風呂に入れてあげたいと考えたのが、写真の方法です。まるで、赤ちゃんの“沐浴”のようですよね!

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