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親子で防災・減災
被災時の情報


その情報には、確かな臨場感がありますか?

2011年3月21日

本当に必要な情報は、 足を運んで自分から求め得ること。 義父の遺体を探し回り、実感しました。

足を運ぶ事ができなくても、 新聞記事やニュースの言葉あわせよりは、その場に居る人の声を集めた方がよっぽど不安が具体的に解決していきます。 同じ質問にも、 無数の隠喩に直面します。 すると次第に状況の見通しがたってくるのです。テレビやラジオ、インターネットで得た情報より、正確な情報を得たいのなら、 発信者が如何にして得た情報なのか注意したほうが無難です。体力とガソリンの無駄ばかりです。

その情報に、確かな臨場感を感じますか?!

発信者が、現場を感じ吟味した上でその情報を発信しているのか。 被災地では栄養不足、休養不足のなか、皆が毎日必死になって行方不明者を捜し回り、瓦礫と泥水を掻き分け、目先の生活を模索しています。

義父は17日に何処かに安置されたものの、いまだ所在不明です。 検死が遅れリストにあがっていないのかもしれません。まだまだ探し続けます。 義父の例は特別ではありません。遺体安置所が足りない程、 日々、遺体が運ばれているのですから。


報道格差、復興格差。

2011年4月6日

4月11日、Huranaさん が撮影した私の自宅付近の写真です(※撮影者様に許可を頂き転載させて頂きました)。

 

これは私達が初めに避難した会館前です。私達がここを後にした日とほとんど様子が変わっていません。 上の写真のお宅に流出している畳だけが唯一、私達が安定して立っていられる場所でした。子供達はぐらつく道のりに怯えていました。 今も変わっていない様子です。

この大きなタイヤ?もよく覚えています。1カ月経って車はある程度“まとめられた”ようですね。

国会議員さん。高台から覗いた景色に、復興作業がなかなか進まないこの界隈は映っていましたか? 有識者さんの正論は、私達の界隈にも安心を与えてくれますか? 有名タレントさんの炊き出し風景は、復興の日々を過剰に美化させていないでしょうか? 偏った報道が復興格差に通じないことを切に願うばかりです。私はこの思いをどこに訴えたらよいのでしょうか?!

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